2025/11/26 17:06
「特定小型原付が秘める、その社会性とは」
2025年12月より、久留米市でも特定小型原付のシェアリングサービスが開始します。
福岡市内では2024年3月からLUUPが先立ってサービス開始している中、
久留米市内で電動キックボードなんて・・・という考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回、久留米市内でシェアリングサービスを開始するのは BRJ株式会社の「TOCKLE(トックル)」です。
本記事では同社が展開する事業のビジョンを紹介しながら、地方が抱える問題と次世代モビリティの在り方について解説していきます。
「ターゲットは都会の若者、というユーザーの誤解」
電動キックボードと聞けば、多くの方は都会で若者が乗り回しているイメージを想像するでしょう。
久留米市で来月からサービス開始するBRJ社のTOCKLEですが、ポート設置場所は西鉄宮の陣駅を中心とした1.5~2.0kmの範囲です。
さらに提供される車体は電動キックボード、ではなく3輪タイプのもので座面の下にはバスケットの付いた車体が導入されます。
決して若者向けの展開とは言い難いのですが、その背景にはBRJ社が次世代モビリティ事業を行う上でのビジョンが深く関わってきます。
近年、日本では「移動貧困社会」という名のもとに「交通空白」という問題が議論されています。
自家用車での移動が当たり前となっている都市部から離れた地方において、公共交通機関の減便や廃止に伴い、移動が制限される人が生じているという問題です。
少子高齢化や都市部への人口集中を背景に、バスの赤字路線の廃止・タクシー含むドライバー数の減少が進んでいる現状は、
同様に近年話題となることが多い「免許返納」後のシニア世代やその家族にとって、今後さらに無視できなくなる大きな課題となっています。
そんな中で注目されているのが、免許不要で利用できる「特定小型原付」の存在です。
当初、自家用車を持たない若者の間で爆発的な広がりを見せたこの規格ですが、現在そのターゲット層はさらに上の世代へとシフトしている真っ只中なのです。
「モノありきの法律と揶揄された次世代モビリティの今後とは」
『人と街に感謝される未来の公共交通を創る』
BRJ社はそんなビジョンを掲げ、「地域密着」で「社会性」と「利便性」を追求した事業を展開しています。
同社では、地方の「交通空白」の解消を目指し、交通量や道幅など安全面の理由からも都市部ではなく地方での展開を進めているほか、
安全・安心を第一に、車体には危険エリアへの侵入を防ぐ「ジオフェンシング機能」を搭載、さらには夜間の運用を全面禁止しています。
福岡市では2024年7月から同社のシェアリングサービスが導入済みで、お隣の鳥栖市でも2025年9月~と一足先に実証実験が始まっています。
久留米市におけるサービス導入ですが、実証実験として25年12月1日から26年3月31日までの実施予定となっており、今後の展開にも注目です。
特定小型原付は当初、2023年の道交法改正により車両区分が新設され、シェアサービスLUUPの流行により社会問題にまで発展しました。
海外で急速に普及していた電動キックボード等が日本へ流入したことを受け、『製品ありきの法律は日本の交通事情にマッチしていない』との声は未だに少なくありません。
そんな次世代モビリティ「特定小型原付」は今後、日本の公共交通を変える新たな一手となるのでしょうか。
当店、クルモビで販売している特定小型原付の製造メーカーも同様に、
シニア世代に向けた商品を開発・推進しており、業界全体が次世代モビリティの新たな社会性の獲得を目指し、日々広報活動を行っています。
「家族が向き合うべき交通弱者への取り組み」
先の「移動貧困社会」というテーマにおいて「交通弱者」という表現があります。
そして、その交通弱者の移動制限という問題は、当人だけではなく家族の時間さえ奪ってしまうのです。
今後、日本社会においてさらに深刻になっていくであろう公共交通機関の減少問題。
そんな今だからこそ、当たり前だと思っていた家庭内の移動手段にまつわる課題について、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
家庭内シェアサイクル、を提案する当店では特定小型原付(2輪タイプ)の出張試乗・1泊2日レンタルサービスを実施しております。
興味のある方はお気軽にコンタクトページまたはチャットにてお問い合わせください。
参考:BJR株式会社 https://www.brj.jp/posts/cciTfa5R

